デジタル放送は以上のような利点がある一方、マイナス面もある。
CSデジタル放送は加入するときに新たにアンテナ+チューナーを購入しないと視聴できない。
CSを観るには、いわゆるIRD(受信機)が必要になる。
これが加入する際のネックとなるだろう。
小遣いが雀の涙ほどしかないフジワークには厳しい出費である。
その点、アナログであれば現在のBSチューナーで視聴が可能である。
BSチューナーを持っている視聴者にとって、これを活用できるアナログは有利だ。
ただし、「JスカイB」が使う衛星(サテライト)「JCSAT-4」の打ち上げ位置は、「パーフェクTV」が利用している衛星サイト「JCSAT-3」に近い。
そのため、「JスカイB」と「パーフェクTV」の共用チューナーが売り出されている。
この面だけを考えると「JスカイB」への加入は、他社よりやや得かもしれない。
しかし今後は「ディレクTV」との共用化も進み、一台のチューナーで三系統に対応できるようになるだろう。
このチューナーは、早ければ九入年の秋には市販される予定だ。
CSアナログ放送の「CSバーン」はデジタル時代の到来によって、九入年三月に放送を終えた。
その代わり、チャンネルはそのまま「パーフェクTV」に移行するので、チューナーと専用アンテナを加入者に無料で提供している。
同様にCSアナログの「スカイポートTV」も「ディレクTV」に移行するため、チューナー機器を加入者に無料で提供している。
CSデジタル放送を録画するには、「D-VHS」のビデオデッキを使うと、アナログに変換しないでデジタルのまま録画できる。
「D-VHS」規格のほか、ソニーが「DV」(デジタルビデオ)規格を打ち出している。
アメリカではすでにCSチューナーを内蔵した「D-VHS」デッキが売り出されているから、近々日本でも、同じタイプのビデオデッキが発表されるだろう。